こんにちは、あんずです。
注文住宅を建てるにあたり、私が最も気合いを入れるべきだと思う工程はずばり、土地探しだと思います。
今日は、私が実体験として外せないと強く思った土地探しでの重要ポイントをご紹介します。
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「土地に関する条件」だけでは足りない
土地探しを失敗しないためにはどう考えればいいのと悩んでいたころ、私が本やネットで見た情報は、
- 駅からの距離
- 治安
- 日当たり
- 地盤の強さ
- 周辺道路の広さ
このあたりを注目すべし、という内容が多かったです。つまり、その土地がどんな環境にあるのか、ということです。
もちろんぜんぶ大切ですし、これらにより土地の価格もかなり変動します。
が、実際に家を建ててみて、これだけでは重要な部分が足りないと思いました。
建物の理想を具体化する
では、その「足りていない」ものとはなにか。
それはずばり、理想の間取りを細かく想定すること、です。
LDKの広さは?
車は何台使う?
庭は子どもプールを出すくらいの広さはほしい?
他にも
ママコーナー、書斎、パントリー、リビングのお勉強スペース、リビング階段、廊下等の収納、ウッドデッキ、シアタールーム、物干室、自転車の台数や置き場所、台所の向き
さらに家事導線、玄関からの導線、、、
どれも建物に関することなので、土地を決めてから細かく考えたらいいやと思ってしまいそうですが、
それでは
「思ったより広さがとれずに理想だったママコーナーはあきらめるしかない」
「LDKが日当たりの悪い場所にしか持ってこれない」
「台所に立つとリビングにいる子供が見えない」
「導線が悪く家事がしにくい」
などなどの取り返しのつかない悲しい失敗も引き起こしかねません。
土地を決める段階で、建物の理想のうちどれが実現可能で不可能か、
どうしてもあきらめられないものが不可能にならないか
を考えておくことこそ、「そうそう!こういう家がほしかったの!」につながると言えます!
理想の間取りを具体化するには?
とはいえ、不動産関係の仕事にでも就いていない限り、自分の家にとって理想の間取りとはどんなものなのかもよくわからないですよね。
それを明確にするためには、最新の実例をたくさん見るのが一番だと思います。
住宅展示場
住宅展示場に行くと、それぞれのメーカーがプライドをかけたオサレで機能的な家が並んでいます。
オプションてんこ盛りで広さも値段も非現実的な家ばかりですが、
テーマパーク感覚で行ってみてここだけでも真似したい!という箇所を見つけるのも楽しいと思います。
住宅展示場の注意点として、連絡先を気軽に教えまくっていたら後々営業電話等がめんどくさいので連絡来てもいいなと思えるメーカーにとどめることをお勧めします。
住宅街にあるモデルハウス
メーカーに聞けば、住宅展示場よりもっと現実的な広さや価格の、実際に住宅街に建てた最新モデルハウスを紹介してもらえることも多いです。
住宅展示場に出展しているような超有名メーカーの他にも、住宅街にはモデルハウスを構えているハウスメーカーも多いので、そのあたりで現実的な広さも確認しながら理想の間取りをイメージするといいと思います。
(※あたりまえですが、家具が置かれていない部屋では広さの参考にはなりにくいのでご注意)
ネットで経験者のリアルな声を探す
いいなと思える条件が見つかったら、必ずネットですでにその条件を叶えて家をたてた人のリアルな声を見ておくことをおすすめします。
いくら親切でいい人でも、ハウスメーカーは「売ろうとしている人」です。
いいことばかりではない予想外のデメリットまでは、教えてくれない可能性大です。自分の身は自分で守るつもりで検索してみましょう。
理想をリスト化し、間取りイメージを早めに作ってもらう
理想がある程度できてきたら、ノートにでもいいのでリスト化しておきましょう。そしてそのノートは土地探しの際にも持ち歩きましょう。
住宅メーカーでは、土地+建物で販売するパターンも多く、土地探しの早い段階で間取りイメージを無料で作ってくれたりします。
その段階で「おまかせします」で作成してもらうのではなく、しっかりと「理想の間取りの条件リスト」を提示すれば、メーカー側も極力実現させようとプロの力で考えてくれるので、
その土地でどこまで理想に近い家ができるかが早い段階でわかります。
結論
つまり、土地探しの段階で建物の間取りまで考える、という一見せっかちすぎる話ですが、
早め早めの理想づくりこそ、満足いく家づくりの重要ポイントなのです!
こちらが興味をもった土地にわざわざ
「この土地の形は間取りが限られてきますけど大丈夫ですか?」
「日当たりのいい場所が玄関だけになりますよ?」
なんて言ってくるハウスメーカーはいません。
「お目が高いですね!」
「人気の地域でこちらの土地も注目されるお客さんが増えてますよ」
等と言われても鵜呑みにせずに、
自分たちの理想とする家が建つ土地かどうかを冷静に判断しましょう。
どうかみなさんの土地探しが、大満足の家づくりへの第一歩になりますように!
ではまた次回!