グリーンコープ商品の検証「ハム」

安心ごはんを考える
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こんにちは、あんずです。

本日はグリーンコープ商品の検証で「ハム」を取り上げたいと思います。

サンドイッチなどにもそのまま使えて便利な食材ではありますが、添加物が気になる加工食品の一つでもありますよね。

グリーンコープ商品の安全性はどうなのでしょうか。

▼こちらの「ロースハムスライス」で検証します。

ちなみに作っているのは「福留ハム株式会社熊本工場」さん。以前検証したグリーンコープウインナーの製造者と同じなのですね。

「安心」「安全」をモットーにしておられて、ウインナー対決ではシャウエッセンに勝利となりましたが、ハムで二連勝になるのでしょうか。期待です。

 

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伊藤ハム「朝のフレッシュロースハム」VSグリーンコープ「ロースハムスライス」

本日の検証相手は、いとうあさこさんのCMでもおなじみの伊藤ハムの朝のフレッシュロースハムです。どのスーパーでもみられる定番商品ですよね。

3つのパックがシールで横に連なっているあれです。小分けで使い勝手がいいですが、その安全性はどうなのでしょうか。

まずは気になる原材料から。

 

原材料

 

【グリーンコープ】

豚ロース肉、糖類(水あめ、砂糖)、卵たん白、乳たん白、食塩、ポークエキス、寒天、酵母エキス、香辛料抽出物

 

【伊藤ハム 朝のフレッシュロースハム】

豚ロース肉、糖類(水あめ、砂糖)、卵たん白、植物性たん白、食塩、乳たん白、ポークエキス、調味料(有機酸等)、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、カゼインNa、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、コチニール色素、香辛料、(原材料の一部に大豆を含む)

 

いかがでしょうか。なかなかの差がありますねぇ~前半はほとんど変わらないですが、後半の方に差が出てきています。

それぞれ気になるものを見ていきます。

どちらにも含まれる

卵たん白

増粘剤・安定剤等の目的で使われる。卵白を乾燥させたもの。

乳たん白

増粘剤・安定剤等の目的で使われる。カゼインという牛乳に含まれるタンパク質。

 

グリーンコープのみ

酵母エキス

うまみの向上。酵母の抽出物を濃縮、または粉末化したもの。日本では主にビール酵母の残りかすを使用してつくる。

香辛料抽出物

食品への味付け。香や辛味などを持つ植物の枝、葉、根、茎、花、樹皮、果実などを圧縮したり、水、エタノール、蒸気分留を利用したりして有効成分を抽出したもの。

 

 

伊藤ハムのみ

植物性たん白

保水性・結着性を向上させる。大豆や小麦を原料として、それに含まれる「蛋白質」を独自の製法により抽出される。

調味料(有機酸等)

クエン酸カルシウム、クエン酸三ナトリウムや貝類の旨味成分として知られているコハク酸ナトリウムなど。

リン酸塩(Na)

保水性・結着性を向上させる。食感、風味、色調を高め品質を向上させる。加熱の際に肉から水分が出ることを防ぎ、パサつかないようにする。

増粘多糖類

増粘剤。増粘安定剤として使用される物質のうち、多糖類に関する物質を複数使用している場合の表示。一括表示なので詳細は不明。

カゼインNa
  1. 水と油を均一に混ぜ合わせる(乳化剤)
  2. 赤肉と脂肪の乳化状態を安定させる(安定剤)
  3. 栄養強化(タンパク質の強化)のための(強化剤)

牛乳に酸を加えて固まってできるのがカゼイン。そのままだと水に溶けないので、アルカリを加えて中和させたものがカゼインナトリウム(カゼインNa)。

牛乳由来なので体への害は心配ないと言えるが、乳アレルギーがある場合は注意。

 

発色剤(亜硝酸Na)
  1. 加熱や酸化による褐色化を防ぐ(色を保つ)
  2. 肉の臭みを消す
  3. 細菌の増殖を抑える

ウインナーの回でも触れましたが、この亜硝酸Naという物質が、「ハムベーコンソーセージは食べると危険」とウワサされる主な原因となっている添加物のようです。

理由としては、この成分自体に毒性があることと、肉に含まれるアミンという成分と反応して、強い発がん性のある物質に変化することがあるとのこと。

うーん、目に見えないぶん、怖いですね。

 

コチニール色素(衝撃注意)

コチニールカイガラムシという虫を煮て乾燥させ、その原料を水やエタノールで抽出したもの。

 

!!!!!

 

虫。

虫なの。

ねぇ。そんなことってあるの。

妖怪より幽霊より宇宙人よりバンジージャンプよりはるかに虫が苦手な私には、これまでにない衝撃が走りました。

コチニールカイガラムシから採られる赤い成分は何世紀も前から染料に用いられていて、天然色素では最も高いレベルで評価されていて、安全性は高い。

・・・いやいや。ここに関してはもはや安全性とかそういう問題ちゃうから。(←)

虫をすりつぶして抽出した赤い成分を食べ物に入れているという衝撃。

それも、「コチニール色素」といういかにも人口成分風の名前でまさか虫なんて連想もしないような名前で。そんなことしていいんですか。ねぇ。

 

はい、少々取り乱しましたが本線に戻って、安全性は高い赤い色素だということです。

(これ使うくらいやったら泥みたいな茶色でも毒みたいな紫でもいいから元々の色でいいと思うのですが。)

 

と、いうことで、想定外の衝撃が走りましたが、それを置いておいてもあきらかにグリーンコープの勝利ですね。

そして私はもう絶対にたべません。コチニール色素が入ったものを。(やっぱりそこかい

続いては味。

ウインナー対決ではシャウエッセンとは正直別物の「体によさそうな味」といった印象でしたが、ハムに関してはむしろグリーンコープの方がおいしいという感想です。

一枚でもしっかり感があり、食感も風味も、伊藤ハムのロースハムを上回っています。

ということで味もグリーンコープの勝ち。

 

価格

3つ目は価格です。

グリーンコープロースハムスライス 85g(標準5枚) 333.72円(税込)

伊藤ハム 朝のフレッシュロースハム 37g(4枚)×3 250円前後(定価不明なので、ネットスーパーや実際スーパーでよく見る価格です)

 

グラムを見ると1枚当たりの重さが明らかにグリーンコープが上回っていてそのしっかり感がわかりますね。

とはいえ価格の面では伊藤ハムの勝利です。

 

結果

では最後に結果をまとめます。

  • 【原材料】 グリーンコープwin
  • 【味】 グリーンコープwin
  • 【価格】 伊藤ハムwin

ということで、グリーンコープの勝利となりました!

福留ハムさん二連勝おめでとうございます。(100%私の独断ジャッジですが笑)

 

ハムに関しても、ウインナーと同じくグリーンコープでない方には調べるほどに怖くなる添加物の一つである発色剤が使われていました。

子どもが好んで食べるものだからこそ、しっかりとその原材料に注目したいですね。

 

コチニール色素については、あくまでも安全面は問題なしです。心の問題です。ええ。

 

ではまた次回!

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