こんにちは、あんずです。
現在30代半ばの私が子供のころビデオ(懐)が擦り切れるほど観ていた1990年代のディズニーアニメ映画の数々。
美女と野獣・アラジン・ライオンキング・ムーランと、最近ではそのころの作品がどんどん実写化されもう一度脚光を浴びていますよね。そこからもわかる通り、90年代は「ディズニー・ルネサンス」と名前が付けられるほどディズニーが数々の大ヒット作品を世に出した年代なんです。
そこで今日は、そんな黄金期に公開されヒットした作品であるにも関わらず、周りに聞いても「観たことない」と言われがちな3作品をこれは観てほしい!というマニア心を込めてご紹介します。
ヘラクレス(1997)
まずは1997年に公開されたヘラクレス。注目ポイントはこちら
- ギリシャ神話を土台としながらも内容はほぼディズニーオリジナル
- 劇中歌の魅力が中毒レベル
- 日本語吹き替え担当は主役のヘラクレスがTOKIOの松岡昌宏さん、ヒロインが工藤静香さん
タイトルの通りギリシャ神話のヘラクレスを主人公に、神話に出てくる神々と地上の人間とが関わりあいながら話が進んでいきます。
ギリシャ神話が土台とは言え内容的にはほぼディズニーのオリジナルなので当時は賛否両論あったようですが、ギリシャ神話の知識すらほとんどない子供のころの私はただただ夢中になっていたのを覚えています。
そしてヘラクレスを観る上でとくに注目してほしいのが音楽。
藤井フミヤさんが歌うメイン歌の『ゴー・ザ・ディスタンス』は聴いたことがある方も多いかもしれませんね。
その他、ミューズたちの歌うゴスペル曲は子供ながらになんだこの楽しい曲は!と延々とリピートして観ていたのを覚えています。とくに『スターイズボーン』では大人も子供もテンション上がること間違いなしです。
日本語吹き替え版では主役のヘラクレスをTOKIOの松岡昌宏さんが、ヒロインのメグは工藤静香さんが担当されているのですが、工藤静香さんが歌う『恋してるなんていえない』がもうかわいくって魅力的でこれもイチオシです。もちろん英語版も最高。
バグズライフ(1998)
続いてはピクサー作品からバグズライフ。
ピクサーの長編としては、1995年公開のトイストーリーと1999年公開のトイストーリー2の間に公開されたのがこちらの作品。
- お話のヒントは「アリとキリギリス」
- 虫好きの子供はもちろん虫嫌いのママでも楽しく観られる
- 雨や霧など当時としては感動モノのCG表現に注目
タイトル通り虫の世界のお話で、主役はアリで敵はバッタというなんとも地味そうな出演者(出演虫)ですが、物語のキーになる虫のサーカス団にはテントウムシやカマキリ、ダンゴムシやカブトムシなどなども登場します。
虫が苦手な方は観れるかな…と心配になりそうですが、そこはディズニー映画、がっつりキャラクターを掘り下げて魅力的に描いてくれているので全く心配なく楽しめます。なんなら観終わったらちょっと虫たちに愛着を感じてしまうかも。
おもちゃの世界・虫の世界・モンスターの世界・魚の世界・車の世界…と、人間が知らない世界を想像しながら製作されるピクサーの作品って、「あぁこの世界にはそんな苦労があったのか」「そういう価値観があるのか」と新しい発見が楽しくて本当に魅力的ですよね。
また、バグズライフの劇中には雨や雷などのシーンが出てきますが、当時としては最新のCG技術で描かれていることも注目です。
最近のディズニー映画はピクサーでなくてもCGを使うので「普通やん…」と流してしまいそうですが、トイストーリー1を観たあとでバグズライフを見ると、たった数年でも映像技術の進歩を感じられて興味深いです。
ターザン(1999)
最後はターザン。
こちらも「聞いたことはあるけど観たことない」と言われがちですが見所いっぱいの名作です。
- ジャングルブック以来の「ジャングルで育った人間」ストーリー
- ちょっと悲しい物語がぐっとくる
- ターザンがジャングルの木々を颯爽と滑り走る姿は爽快
- 音楽が名曲揃い
ジャングルで動物に育てられた人間の子供「ターザン」が、ジャングルにやってきた人間たちとの交流により自分が人間であることを知り…というディズニー以外でもあらゆる形で作品化されているターザン。一番最初の映画化は(ディズニーではありませんが)1918年というから驚きです。
そんな歴史ある物語をディズニーがアニメ映画化したらこうなるのか~!という目線で楽しめるのが1999年に公開されたディズニーアニメ映画『ターザン』。
育ててくれたゴリラは子ゴリラを殺されてしまった悲しい過去があったりと少し暗い表現もありますが、生き生きとした魅力的な動物たちやジャングルの木々を颯爽と走り回るターザンのシーンはさすがディズニー!と言いたくなる見ごたえがあります。
ちなみにターザンが木々を走り回るシーンはスノーボードを参考にしたそうですよ。
そしてヘラクレスと同じく注目してほしいのが音楽。
フィルコリンズが歌う「you’ll be in my hart」はこれ聴いたことある!と思う方も多いと思います。
そのほかにも「Strangers like me」や「Two worlds」などなど、一度聴いたらこちらもサントラが欲しくなるような名曲揃いの作品なんです。
いかがでしょうか。
今回ご紹介した3作品のように、プリンセスが登場しないディズニー映画はどうしても「観たことない」グループに追いやられがちなのですが、どれも大人も子供も楽しめる観る価値ありの映画なのでぜひおうちタイムに楽しんでみてくださいね!
ではまた次回!
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