こんにちは、あんずです。
ナチュラルでさわやかなイメージがあるリネン生地。
ハンドメイドで使うとしたらどんなものに向いているのでしょうか。本日は、リネン生地についてその特徴と使い道をまとめます。
リネン生地で作れるものは?特徴と使い道
特徴と注意点
リネン生地=麻というイメージがありますが、正確にはリネンは亜麻(あま)という植物の茎の繊維を原料として作られたものを指します。
「麻」は植物の葉茎などから取れる繊維を総称した呼び方なので、リネンの他にも
- ラミー・・・原料:苧麻(ちょま)
- ジュート・・・原料:黄麻
- ヘンプ・・・原料:大麻
といった種類があります。
日本ではこの中でリネンとラミーの2種類だけが「麻」と表示していい決まりになっていて、その他は「天然繊維」と表記されます。
つまり品質表示タグに「麻」とあれば、リネンまたはラミー生地ということになります。
ではでは、そんな麻の一種である亜麻からつくられたリネンには、どんな特徴があるのでしょうか。
まずはGOODな特徴から。
- 丈夫で長持ちする
- 汚れにくく汚れても落ちやすい
- 使うほど柔らかくなり風合いが出る
- 吸水性が高い
- 保温性・通気性に優れている
こうしていい点を並べるとリネンって最強じゃないの!?と思えるほど魅力的ですね。
とくにリネンは構造上伸びにくく、繊維の強度が高いので丈夫で長持ちするというのはうれしい特徴です。
作品を気軽に洗濯しても気にならないだけでなく、洗うほど風合いが出てくるなら長く大切にできますね。
吸水性に関しても、コットンと比べると4倍というから驚きです。
では続いて、そんなリネンの注意すべき点です。
- シワがとれにくい
- 洗濯で縮みやすい
- トロンとした生地質で初心者にはやや縫いにくい
ハンドメイドをする上でのリネンの注意点は、シワについてです。伸び縮みしない分シワがつきやすく、またついたシワも取れにくいのですね。
とはいえリネンのシワ感をあえて楽しむシャツやゆったりシルエットのパンツなどの人気も高く、むしろナチュラルな風合いを楽しめるという見方もあります。
あとは、トロンとした生地なので小さな作品を作る時などは初心者にはやや扱いにくいことも。スカートやワンピースなら比較的気にならずに進めていけると思います。
また、リネン=チクチクするというイメージがある方も少なくないかもしれませんが、本来亜麻からつくられるリネンの肌触りは良く、後述しますが寝具やパジャマなど肌に触れるものにも向いている生地だとされるほどです。
チクチクのイメージの理由はおそらく、リネン以外のラミーやジュート・ヘンプ等のその他の「麻」素材の太く強い繊維のイメージがあるようですよ。
よく作られるものは?
では、そんなリネンは主にどのようなものを作るのに向いているのでしょうか。
衣類から、寝具、キッチン用品まで幅広い用途がありますね。
ナチュラル系のおしゃれな雰囲気の服を作りたいならリネンの右に出る生地なしと言えますし、「丈夫で汚れにくく吸水性も高い」といった特徴はキッチン用品にもぴったりですね。
品質の高いリネンで作ったエプロンなどは、おしゃれで使い勝手がよく贈り物にもおすすめです。
▽リネンで作った娘服
▽リネン端切れで作ったポーチ。刺し子のワンポイントとも相性良きです
おすすめ人気リネン
では最後に、おすすめのリネン生地をいくつかご紹介します。
まずはこちら
ファブリックバードさんの大人気商品で、「KING of THE RINEN」というキャッチフレーズまでつけられたリネン100%の幅広生地です。
148cmと幅広ながら1mあたり税込1265円というリネンとしてはかなりお手頃な価格も人気の理由で、気軽におしゃれなボックスシーツなどの大判作品も作れます。
薄手と中厚が選べるので、用途によって使い分けてみてくださいね。
続いてもファブリックバードさんのオリジナル生地から。
服作りに使いたいならまずおすすめしたいのがこちらのカラーリネン。
しっかりとハリがあるのにとても肌触りが良くしなやかな動きをするので、口コミにも多くある通り「上品」な雰囲気が特徴。スカートやワンピースに特におすすめです。
生地色も豊富で大人服~子供服まで幅広く使えます。
最後は生地の森さんから。
「洗いこまれた」とタイトルにある通りリネンの魅力である風合いを最初から楽しめる生地で、くったり・ふんわり繊細な雰囲気がナチュラル系の服にぴったりです。
春夏のシャツやブラウスを作りたいならこちらがおすすめ。
いかがでしょうか。
ナチュラル系のおしゃれ作品を作りたいなら最も適していると言えるリネン生地。天然繊維から作られる風合いは、毎日の生活を気持ちよく彩ってくれること間違いなしです。
みなさんもお気に入りのリネン生地でぜひ素敵な作品を作ってみてくださいね!
ではまた次回!
▽ファブリックバードさんなどおすすめ生地ショップを紹介しています
▽その他の生地の特徴シリーズはこちら
コメント