~初心者向け*アイススケートの滑り方シリーズについて~
このシリーズでは、数年間初心者向けのスケート教室の先生を経験した管理人が基本文字だけで説明する「読むだけのスケート教室」として、6つのテーマに分けてスケートの滑り方のコツやポイントをご紹介しています。
「初心者向けのスケート教室に行ってみたいけど時間がない・・」「アイススケートを楽しみたいけど何に気を付ければいいの?」「久しぶりすぎて滑り方がわからない!」「デートで恥ずかしいことにならないようにこっそり下調べしておきたい!」
こんな方々へ、本当に伝えたいアイススケートの滑り方のコツをまとめています。
「リンクでちょっと目立てるくらいすいすいっとカッコいいフォームで滑れるようになること」を目標にまとめているので、ぜひ試してみてくださいね♪
【各テーマ】*全く初心者の方は第1回から読むことをおすすめします*
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ではでは第3回行ってみましょう!
最初に言うと、今回ちょいややこしい話してます。すみません。
拙い説明から皆様のイマジネーションプリズムパワーをフル発揮して読み進めてもらえればうれしいです。
セーラームーンの技みたいに言うな
【初心者向け】アイススケートの滑り方3:ななめ前がミソ!
本日のテーマは、「ななめ前がミソ!」です。
どいういうことか、Vの字での氷上歩きに慣れてきたことを前提として、2つのステップにわけて説明していきます。
*Vの字歩きについてはこちらをどうぞ
ステップ1:一歩を長めに歩く
ステップ1は、Vの字歩きの一歩を長めにしてみましょう。
つまり、片足に体重を乗せている時間を少しずつ長くします。
ステップ2:氷をななめ後ろに押し蹴る
片足にある程度体重を乗せられるようになったら、滑るまではもうほんの一歩です!
次に注目してほしいのは、体重を乗せない方の足の動きです。
これまでの歩く段階では、そっと上げるだけだったと思います。
ここから滑る動作に進むには、この、体重を乗せない方の足で氷を押し蹴る必要があります。
このイラストを見てください。
Vの字をキープしたまま氷を押し蹴るには、イラストの左足のように斜め後ろに、
刃の全体を使うつもりで氷を押します。軽く膝をまげてから、バランスが崩れない程度にそろっと押しましょう。
押したら、そっと体重を右足に乗せて、ななめ前に進みます。
この時、氷の上には右足しかついていない状態になります
押した左足を戻して、今体重を乗せていた右足を今度は逆の斜め後ろに押し蹴ります。
そしてこんどは左足にそっと体重を乗せて、逆の斜め前へ進むのです。
これを繰り返します。
結論
つまり
前に進みたければ陸上のように真後ろに蹴って真ん前に進むのではなく
ななめ後ろに押し蹴ってななめ前に進むことを繰り返すべし
ということなのです。
陸上で歩くような、直線ラインに沿って足を動かす感覚は氷の上では忘れちゃってください。
Vの字で歩くことから順を追って進めば、このななめ前進まで意外と簡単に来ることができると思います。
【ちなみに話。】
初心者向けレッスンをしているとたまに、この子ほんとに初心者?と思うほど足の動かし方がうまい子がいます。
そういった子のほとんどはインラインスケートで遊んでいる子なので、リンクに行かない日も練習したい場合はインラインスケート(タイヤが縦一列に並んでいるタイプ)で今回説明した動きを練習するのもおすすめです。氷とコンクリート等では力加減は違いますが、Vの字で斜めに蹴る感覚は同じです。
▽最近のキッズ用インラインはサイズ調整可能です
よくあるNG滑りもさけられる
そして、この二段階のポイントを踏まえれば、よく見るNGな滑りかた
× 刃のつま先側にあるギザギザで氷を削って前に進む
→ 真後ろに蹴って真ん前に進もうとしている
× 必要以上に足を開いたまま前に進もうとしている
→ 体の中心から体重を移動できず、どちらの足にも体重をのせきれていない
という状態にならずに済むはずです。
初めてスケーターの9割はこれのどっちかやな
最初は、押し蹴ると言っても「そろっと」で大丈夫です。
怖くない程度にそーっと、刃の全体を使うつもりで氷を押してみてください。
慣れてくれば、膝をもう少し深く曲げて力をこめてぐっと氷を押し切れるようになります。
加えて膝を伸ばしながら体重を乗せた足で進む感覚もつかめば、
スピードの出る綺麗なスケーティングができるようになっているはずです!
なんとな~くでも伝わっていますように・・!
片足に乗る&斜めに進むってことです!
次回は、滑れるようになったら同時に覚えておくべき「ストップ」についてご紹介します!
*続きはこちら*
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